イスラエル・ドリュオン著『リュンコイス新国家』への緒言
イスラエル・ドリュオン著『リュンコイス新国家』への緒言(渡辺哲夫 訳 2007)
Einführung zu Ysrael Doryon, Lynkeus' New State (1938)
イスラエル・ドリュオンの著作『リュンコイスの新国家――改良された人道的基盤の上に新たな社会秩序を築き上げるためのプラン』に寄せられたフロイトの緒言。この本自体は1940年、すなわちフロイトの死後に出版された。すでに亡くなっている著名人の緒言を載せた著作というのもすごいが、同じ本にアルベルト・アインシュタインの緒言も載せられたというから、さらにすごい。しかし、今となって見ればこの著作の本文はほとんど知られていないのに、フロイトの緒言の方はちゃんと残って日本語にも翻訳されているというのだから。時代を超えて残るものと、埋もれていく大部分のものとの対照ということを考えさせられる。
本文の内容の詳細はわからないが、フロイトが高く評価していたヨーゼフ・ポッパー=リュンコイスについてのものだったようだ。フロイトの緒言はリュンコイスを賛美し、本書がそれを再評価する試みであることを述べている。
Einführung zu Ysrael Doryon, Lynkeus' New State (1938)
イスラエル・ドリュオンの著作『リュンコイスの新国家――改良された人道的基盤の上に新たな社会秩序を築き上げるためのプラン』に寄せられたフロイトの緒言。この本自体は1940年、すなわちフロイトの死後に出版された。すでに亡くなっている著名人の緒言を載せた著作というのもすごいが、同じ本にアルベルト・アインシュタインの緒言も載せられたというから、さらにすごい。しかし、今となって見ればこの著作の本文はほとんど知られていないのに、フロイトの緒言の方はちゃんと残って日本語にも翻訳されているというのだから。時代を超えて残るものと、埋もれていく大部分のものとの対照ということを考えさせられる。
本文の内容の詳細はわからないが、フロイトが高く評価していたヨーゼフ・ポッパー=リュンコイスについてのものだったようだ。フロイトの緒言はリュンコイスを賛美し、本書がそれを再評価する試みであることを述べている。
2007.9.14
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