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2021-04

フロイト全集 第1巻 1886-94年

 フロイト全集の第1巻は、脳科学者フロイトが精神分析を生み出していく大変興味深い過程を示した諸論文を含んでいる。なかでも、失語症の論文を含めたことは今回の邦訳全集の大きな特徴となるだろう。この著作は、フロイト存命中に出版が始まったドイツ語版全集にも英訳標準版全集にも含まれていない。心理学的な著作ではないというフロイト自身の意向を反映してのことであった。しかし、失語症論文は後に展開されるメタ・サイコロジーにおける言語論などともつながりを持っており、とても重要なものなのだ。
 他の論文や文章を読んでも、フロイトの脳科学者としてのすごさ、そしてその彼がなぜ心理学へと歩をすすめていったのか、といったことをいろいろ考えさせられる。

テーマ:本の紹介 - ジャンル:本・雑誌

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Author:重元 寛人
重元寛人です。本名は佐藤寛といいます。
フロイト全集の読解を再開いたします。よろしく。


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