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「精神分析」と「リビード理論」

「精神分析」と「リビード理論」(本間直樹 訳 2007)
"Psychoanalyse" und "Libidotheorie" (1922)


 千九百二十三年に出版されたM・マルクーゼ編「性科学事典――自然科学・文化科学的性知識の百科事典」の「精神分析」と「リビード理論」の項目のために執筆された文章。

 全集では31ページ相当の分量である。収録された「性科学事典」というのが、どういう本だったのか興味深いところだが解説にもそれ以上のことは載っていない。「精神分析」と「リビード理論」について、以下のような小見出しで区切って解説している。

精神分析 精神分析 歴史 カタルシス 精神分析への移行 催眠の放棄 自由連想 「技法の根本規則」 解釈術としての精神分析 失策行為と偶然行為の解釈 夢の解釈 夢形成の力動理論 象徴表現 性生活の病因論的意義 幼児期の性 リビードの発達 対象発見とエディプスコンプレクス 性的発達の二節的起動 抑圧説 転移 精神分析理論の基本柱 精神分析のさらなる運命 精神分析の新しい歩み ナルシシズム 技法の転換 治療方法としての精神分析 精神分析と催眠療法・暗示法との比較 精神分析の精神医学への関係 精神分析に対する批判と誤解 医学外の分野への精神分析の応用と関連 経験科学としての精神分析の性格

リビード理論 リビード 性欲動と自我欲動の対立 原リビード 昇華 ナルシシズム ユングの見解への外見上の接近 群棲欲動 目標制止された性的追及 心の生活における二種類の欲動の承認 欲動の本性

 コンパクトな中に、1922年までの(ということは「自我とエス」の局所論はまだだが)精神分析学について要領よくまとめられている。こういった文章も丁寧に作られているところが、いかにもフロイトらしい。事典という性質上、これではじめて分析理論の概要に触れるという人も多いだろうから、きちんと理解してもらえるようにということだろう。
2007.11.11

テーマ:書評 - ジャンル:本・雑誌

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