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幼児期の性器的編成(性理論に関する追加)

幼児期の性器的編成(性理論に関する追加)(本間直樹 訳 2007)
Die infantile Genitalorganisation (Eine Einschaltung in die Sexualtheorie) (1923)


 「性理論のための三篇」(1905)は、「夢解釈」と同様に後年の追加を繰り返しつつ発展していった著作である。この文書は第五版(1922)と第六版(1925)の間に独立して発表されたが、内容的には「性理論」を補足するものである。

 幼児期の性的体制は、口唇期からはじまり肛門期を経てファルス期に至る。ここで潜伏期によって中断され、そして思春期になって性器期として完成する。

 このファルス期と性器期の違いというのはよくわからなかったが、要するにファルス期ではまだ女性器が発見されていないということがポイントのようだ。男の子にとっても女の子にとっても、大切なのはファルス(女の子ではクリトリス)。思春期になってはじめて、女性器である膣が発見され男性器との関連において理解されるのだ。

そのとき膣は、ペニスの宿として評価され、母胎の遺産を相続するのである。(18-238)


 逆に言うと、ファルス優位の段階では、まだペニスは性器としてはみなされていないということか。であれば、その段階で発生する去勢コンプレクスとはいかなる意味を持つのであろうか。
 大人にとっての去勢とは性交不能を意味するわけだが、幼児にとっては自己愛のよりどころになる大事なものを奪われるということなのだろうか。
2007.11.24

テーマ:書評 - ジャンル:本・雑誌

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