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2020-04

臀部への嗜好

 今読んでいる「マゾヒズムの経済論的問題」に関連したことなのだが。「読む」の方の記事にしようかとも思ったが、少々下世話な内容なのでこちらに書くことにする。あちらにも書くかもしれないが、もうすこし上品な言葉づかいになるでしょう。


 男性にとって、女性の身体のどの部分が性的に魅力的かということ。例によって、アンケートなどで調べたわけではないのだが、私の予想では、「乳房」などにつづいいて、かなりの上位に「尻」があがるのではなかろうか。


 何を隠そう、私もけっこうなお尻好きなのである。お尻の魅力というのは独特だ。フロイトは、マゾヒズムとのからみで考察していたので、「なるほど」と思った。


 お尻というのは、本人にとって一番「恥ずかしいところ」である。恥ずかしがって見せたがらないから、余計に見たくなるのが人情というものであろう。
 これに比べると、胸の方は、たしかに立派なものであり、「見せたい」、「見たい」と思って当然という感じがする。

 尻を見られることの恥ずかしさ、というものは、子供が大人から受ける懲罰ということと結びついているというのが、フロイトの分析。これも納得ができる。


 私自身の、幼少期の強烈な記憶映像がある。あるテレビ番組を、祖母の家で皆と一緒に見ていた時の、番組の映像である。
 たしか当時はよくあった、舞台の上でなされる生放送のバレエティー様の番組であった。司会は欽ちゃんであったと思う。前後の文脈は忘れたが、女性モデルが身に着けた商品としての衣服を、出演者が自分で取り外して購入するといった場面なのだが、客席に背を向けたモデルのつけたスカートかなにかを取り外す時に、勢いあまって下につけていた水着のパンツまでずり落ちてしまい、モデルの臀部が露出してしまったのだった。
 欽ちゃんが「それまで取っちゃだめだよ」とかなんとか言い、会場は笑いにつつまれるといったものだった。ふつうに子供とかも見ていた時間帯の番組であり、やらせというより、放送事故のようなものだっただろうと推測する。


 これは、子供心に紛うことのない性的な興奮をひきおこした、強烈な映像として記憶に残っている。時期がいつだったか、はっきりしないのだが、母方祖母の家で見ていたこと(それゆえに普段家ではみられないような類のものも許可されていたのかも)や、舞台上でやる生放送バラエティーということなどから推測するに、かなり古い、小学校低学年か、あるいは就学前のことかと推測する。しかし、実は案外大きくなってからのものだったかもしれない。あるいは、この手の記憶にありがちなように、すべては私の脳内で作り出された偽りの記憶なのかもしれない。


 この記憶像は、精神分析でいう「遮蔽想起(スクリーン・メモリー)」の特徴をもっている。つまり、その背後に関連した、もっと重要な記憶のコンプレクスがあるという。いろいろと思い当たることはあるのだが、これ以上はここでは言えない。

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