fc2ブログ

2023-12

トルストイ「戦争と平和」

「戦争と平和」 工藤精一訳 新潮文庫
★★★★

 ようやく読み終わった。物語が終わった後にエピローグの第二部というのがあり、歴史論が展開されるのだが、これを読むのが大変だった。巻ごとの主観的評価をしてみると、以下のようになる。

第1巻★★★★
第2巻★★★★☆
第3巻★★★☆
第4巻★★★★

 ストーリーとしては第2巻のナターシャをめぐる恋愛の話が断然面白かった。戦争の話のクライマックスは第3巻なのだが、期待したような盛り上がりはなく、というかもともとそういう話だったようだ。そして後半になると、歴史についての考察の比重がどんどん増えてくる。主人公たちの生き様は紆余曲折だったが、最後はわりとハッピーエンドでよかった。

 読み終わったら、「アンナ・カレーニナ」、「復活」と読み進んで今年はトルストイの年にしようかと思っていたが。ここで少し休憩かな。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://shigemoto.blog105.fc2.com/tb.php/9-3e8d9c28
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | ホーム |  »

カウンター

カテゴリー

最新コメント

プロフィール

Author:重元 寛人
重元寛人です。本名は佐藤寛といいます。
フロイト全集の読解を再開いたします。よろしく。


facebookページ

リンク

フロイト研究会フロイト研究会

さとうメンタルクリニックさとうメンタルクリニック

クリニック開業への道のりクリニック開業への道のり


X-day

ブログ内検索

RSSフィード